私たち夫婦がすがった一本の蔦を引く手の先には、夫の上司である阿部さんがいました。離されれば一気に転落してしまう、そんな蔦を彼は握っていました。私はその手を離されまいと彼の意のまま私の肉体を捧げていたのです。でもそれは7日目を過ぎたあたりから、肉体だけではなくなっていました。阿部さんに抱かれて心から悦び悶えてしまう私を、認めたくありませんでした。あなた、こんな私を今まで通り愛してくれますか…?
39438
16909
56567
24250
62279
26698
75271
32266
47509
20368
165053
70744
133203
57094
180488
77359
135226
57961
132944
56983
166635
71422
Copyright © All Rights Reserved